【夢の月100万円ビジネス】友人はネットワークビジネスで夢を見る
今回は友人がマルチにはまった話をしようと思います。
ぼく自身の情報発信は借金返済したいかただったり、自分でお金を稼げるようになりたいひとに向けています。
直接的にかかわる分野ではないんですが、うっすらかぶっているような分野。
マルチといわれているお仕事の話です。
一般的に
マルチ
とかいわれているものです。
ねずみ講とネットワークビジネスは厳密にはまったく別のものだけど、ここではわかりやすいようにネットワークビジネスと言います。
ネットワークビジネスに勧誘された
ぼくはかつてとあるアパレルで働いていました。
そこの同僚数人がネットワークビジネスをしているのは噂で聞いていました。
同僚からではないですが、ぼくも東京で生活していると何度か勧誘されたことがあります。
道でナンパした女性が勧誘してきたり、以前のバイトの先輩が勧誘してきたり。
「わけわからん商品売って胡散臭がられるより、自分で会社したら社長じゃないですか。なんでやらないんすか?」
で一瞬で話を終わらせてきました。
というのも、友人たちがホストだったりスカウトをしていたり、それこそネットワークビジネスでそこそこがんばっていましたけど、一見華やかに見えるビジネスの裏はドロドロです。
儲けてる外面をつくるために借金してたり、高層マンション住んだり、部下に奢ったり大変そうでした。
「だれでも簡単に、なんてことはないんだなー」と感覚的にわかっていたのもそういう裏事情を見ていたからかもしれません。
彼らのひとつのテーマとして
っていうものが大きいのかなって思っています。
駐車場や、家賃収入や、印税などのあれです。
なにもしなくても毎月まとまったお金がはいってくる収入。
不労所得のためにネットワークビジネスをやるって方法はともかく、不労所得って確かに魅力的です。聞こえだけきくと素晴らしい収入。
まあ、そんなに不労所得がほしいなら生活保護を申請すればもらえるよって思う気持ちはおいておきますけど。
実際にネットワークビジネスをしているわけではないのですが、ネットワークビジネスをしていた友人をみているかぎり、不労所得は相当むずかしそうです。
下が増えれば増えるほど、マネージメントが必要だし、そのあたりザッと稼いでザッと不労所得になる駐車場や家を買うってのを目指しているのかなと思っています。
友人のネットワークビジネス事情
彼は居酒屋にぼくを呼び出しました。
「右京さん、一緒にお金稼ぎませんか?」
彼は来てそうそう話だしました。
ぼくはその当時アル中でお金はほとんどありませんでした。
アパレルで働いている安月給で安い酒を飲みまくっていた時期です。
↑ちょうどこの時期
本当ならば魅力的な話です。
昔タイに旅行したときに出会ったITで数億円稼いでドロップアウトして田舎で古民家つくったり野菜を育てたりしている人のことを思い出しました。
「チャンスはみんなにちゃんとくるけど、みんな気づかなかったり、考えたりしてる間になくなってる」
彼がそう言っていたのを思い出しました。
少し前のめり気味にその話を聞いていて、徐々に興味を失っていきました。
よくよく話を聞いてみると、某有名なネットワークビジネスにはいって一生懸命集客をしているようです。
彼は
「月100万円もらえるような生活を一緒にしましょう」
と言ったので、
「オッケー。じゃあ、月100万円もらえるためにいつまでに何人の人を下につけて、その下につけた人たちが何人勧誘して、一人当たりいくらお金を使わせたらいいの?」
彼は即答できませんでした。
このヤバさに愕然としました。
何人のお客に、単価いくら売るってことがわかっていないと戦略も目標もへったくれもありません。
子供がケーキ屋さんになりたい!と言っているのとなんら変わりません。
彼はどれだけこのビジネスに魅力を感じているか、望む未来を描いているかを熱くかたっていました。
「アパレルでただ服を売ってるなんて人生の無駄ですよ」と言いました。
それでも彼がその月100万円もらえるためにするべきことをわからず、ただただぼくに説明していたのを覚えています。
彼にネットワークビジネスをやめさせた方法
彼が熱く語り終えて、ビールジョッキも数杯あけたときに、ぼくは話を切り出しました。
「やってもいいよ」
彼は一瞬で嬉しそうな顔になりました。
「ただし、条件がある。今日から1年間で100万稼いでくれ。月100万じゃなくていい。1年で100万稼ぐだけでいい。それができたら、そのノウハウを教えてもらって一緒に拡大させる」
彼はそれを聞いて、一瞬で暗い顔になりました。
月100万円稼ぐという大きな目標を掲げていた明るい未来から、急に現実に引き戻されたような顔。
ネットワークビジネスに限らず、あらゆる副業ビジネスで「〇〇円稼げるようにがんばります!」と言ってる人に共通するある種の根拠なき自信。
「本来、おれはネットワークビジネスを勧誘してきたやつとは二度と会わないって決めてた。ネットワークビジネスのことを知らないと思われていたこと、ネットワークビジネスの説明を聞いてやります!ていうと思われていたこと、その他もろもろ全て込みで”なめんなよ”って思うから。
でもお前とはずっと仲良くしてきたし、気のいいバカが誘われてはまってるだけだと思ってるから1年後楽しみしてるわ」
そういって彼とはいつも終電ギリギリまで飲んでいたけど、その日は1時間くらいでお開きにした。
それから1年後、彼と再会して、無事彼はネットワークビジネスを辞めることになった。
合計100万円稼ぐどころか、負債50万円をリボ払いで返済しているという状況になっていた。
彼はきっと向いていなかったし、友人との約束とはいえ、そこで「あと1年で絶対100万稼いで見せるから!」と言えないくらいの覚悟だったんだから辞めてよかったと思っている。
ぼくの友人はネットワークビジネスで負債を50万つくって辞めた。
他にも意味のわからないセミナーや怪しいオンラインカジノとかの説明会を聞いている。
ぼくのスタンスは「やりたいならやればいい」
だからネットワークビジネスのことも何とも思っていない。
ビジネスはビジネス。お金をだれかからいただいて、お金をはらったひとになにかしらの価値を提供する。
それ以上でもそれ以下でもない。
たくさんの仲間とビーチで遊ぶのは楽しいだろうし、みんなで一緒にがんばることも青春みたいで楽しい。ネットワークビジネスをすることの楽しみもあるだろう。
だけど、
本当にお金を稼ぎたいなら他にも方法はないのか。
本当にそれがあなたのやりたいことだったのか。
そう考えて、自分の一度きりの人生楽しいように生きればいいと思っています。
前回にも書いたように
【これを知って稼げないわけない】ランサーズで20000円の仕事で6倍稼いだこと(前編)
お金を稼ぎたいだけなら方法なんていくらでもあるので、少しでも自分のしたいことで、人に感謝されるようなものがないか考えてみると人生楽しくなるかもですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。